4月22日から軍艦島へ一般人が上陸できるようになりました。
幼い頃、海に行ったときに親から「あれは軍艦島って言うとよ」と教えてもらったとき、確かにそれは軍艦の形に見え、興奮したものです。
数年前に軍艦島が小さな話題(廃墟っぷりがかっこいい)になっていた頃、軍艦島を紹介しているサイトを見つけて、かっこいいなあと思っていました。
で、さるく博の時は期間限定で軍艦島ツアーがあるのを開催期間前に知りましたが、当時私は長崎にいませんでしたので、軍艦島へ行くことはあえなく断念。
でも、ようやくだれでも申し込みさえすれば軍艦島へ上陸できるようになったということは喜ばしいことです。
ただ、ちょっとがっかりや?と思うようなこともあります。
まず、軍艦島に上陸できても見て回れる範囲がかなり限定的であるということです。
崩壊の危険性があるためいたしかたないということは分かりますが、やはり残念です。
しかし、かといって崩壊の恐れがある建物を補強すると概算で150億円以上するといわれており、それだけの巨額をかける意味があるのかというとかなり疑問に感じます。
また、軍艦島を観光資源として活用しようという流れから、世界遺産に登録しようという運動が行われている面があります。
観光立県である長崎にとって新たな観光地が生まれることは喜ばしいことではあるのですが、世界遺産として登録するということには正直個人的には違和感を感じます。
なぜ軍艦島を世界遺産に?
確かにかつてのエネルギー資源だった石炭を掘り出す炭坑だった軍艦島は閉山してから人の手が加えられることなく廃墟と化していったという経緯から、当時の面影をそのまま残している数少ない場所だということは間違いないと思います。
ただ、それが世界的に見て遺産と呼べるものなんだろうかと思うのです。時代的に見ても浅いですし。
また、世界遺産に登録するためには現状維持がなされなければならないらしく、そのためには上記のような巨額の費用がかかってしまうのです。
現状維持ではなく、滅び行く過程を見せていくという「見せ方」を世界遺産選定をする人たちに働きかけようという話も出ているようですが、これは現行の決まりを変えるということですので、実現はかなり難しいですし、仮に変えられたとしても長い時間がかかることが予想されます。
問題はまだまだ山積ですが、世界遺産としてではなくても、あまりお金をかけず、軍艦島を観光資源にしていけるアイデアを考えていった方がよいのではないでしょうか。